国家公務員退職後、起業・経営を経て、経営コンサルタントの一員として活動することになってから丸28年が経ちました。28年間の中で自分にとって大きな転換点になった出来事は2つありました。1つは2003年から3年弱の韓国赴任でした。それまでは韓国よりも日本のほうがあらゆる面で進んでいると思い込んでいたのですが、数多くの韓国企業と接点を持っていると、日本が韓国から学ぶべきことがたくさんあることに気づいたことです。2つ目は2015年にスウェーデン本部の国際NGOから“持続可能性に関するコンサルティング”の特訓を受けたことです。この持続可能性の面でも日本の企業はあまりにも遅れており、遅かれ早かれ経営が行き詰る企業が大量発生することが予想されました。それ以降、新規ビジネス創出の支援の仕事でも、中期経営計画策定支援の仕事でも、“より持続可能な経営への変革”を根底に置いてお客様と向き合ってきました。
経営コンサルティングというサービスは「顧客企業がより強く、より豊かに、より持続可能になっていく変革を支援する仕事」と捉えています。一時しのぎの売上アップのテクニックを全面的には否定はしないものの、一時凌ぎの対策はすぐに効果がなくなるだけでなく、必ず副作用がやってきますので、中期的にみれば役に立たないと考えています。
2021年からは海外を視察する機会が増えました。日本の国際競争力が世界No.1だったのはもう30年も前のことであり、今はすでにアジアの中でも遅れている国、ということを悔しいほど体感します。変革には勇気が必要ですが、過去の常識や過去の成功体験にとらわれることなく、お客様と共に試行錯誤しながらも、より強く、より豊かに、より持続可能になっていく変革を支援していきたいと考えています。