経営コンサルティング・スキル講座(ECCP)

“経営コンサルティング”にはいくつかの領域がある

経営コンサルティングと言っても様々な分野があるため具体的にどんな活動をしているかは人によって大きく異なります。ただ共通しているのは、“顧客企業をよりよい状態に変革することを支援する”仕事であること。最近ネット上ではコンサルティングという言葉が無秩序に使われていますが、本来、一時的に売上が上がる秘策を教える、自分の成功体験を正解だと決めつけて押し付けるのはコンサルティングとは言いません。また、コンサルティングと言いながら結局は保険を売るとか会員権を売って売上にするのはコンサルティングではなくセールスというのが正しいです。
経営コンサルティングにはタスク型(専門領域での業務を代行したり専門技術を提供する)のコンサルティングもあれば、プロセス型(顧客企業が成果を出せるようそのプロセスを支援する)のコンサルティングもあります。士業・DXコンサルタントの方々のサービスは前者“タスク型”のケースが多いと理解していますが如何でしょうか。一方で後者の“プロセス型コンサルティング”は解を導く方法を案内し、リードしながら顧客自身が考え行動することを支援するサービスです。適用できる業種業界が広いのが特徴で、調査データはありませんが多くの大手企業ではこちらを導入しているケースが多いように思います。

土台となるのはエグゼクティブとの対話スキル

どちらの場合でもサービスでも土台となるのが“エグゼクティブとの対話のスキル”だと思います。専門性が高くても知識が豊富でも、対話のスキルがなければ相手はそれほど大きな価値を感じてくれないのです。また“対話”のスキルとは一方的に話す“プレゼン”のスキルとは異なり、相手に質問するスキルが不可欠です。
 特にエグゼクティブ(主に経営者)との価値ある対話とは、企業経営者ご自身がこれまで見逃していた重要な経営課題に気づき、解決策を見つけ出し、実行していくことに繋がる質問をします。この質問のスキルはすぐに身に着くものではありませんが、トレーニングによって磨くことができます。
 またこの対話のスキルは、ほぼ全てのコンサルティングサービスの入口になることが多いのです。つまり、エグゼクティブコーチングという商品として提供するだけでなく、このスキルを活用した面談によって重要な課題を双方が整理・理解していき、その上で最適なソリューションを提案するので、ご提案が採用される(依頼を受ける)ことが飛躍的に高まるのです。

デビューしたての頃は自分の専門知識・情報を提供することが存在価値だと思いがちですが、それではインターネット検索とそれほど変わりがありません。実際に相手が価値を感じるのは、相手に必要な情報を見極めて“絞り込まれた”情報であり、それを呼び水として相手に質問し、相手の頭の中にあるものを引き出しながら一緒に整理・組み立てしていく“対話”です。

“豊富な専門知識・情報が価値”ではない

コンサルティングには様々な領域があるため一言では言えないものの、少なくとも顧客の企業経営をよりよいものにしていく支援をすることに変わりはありません。つまり相手のマネジメントサイクル(RPDCA)の「質」と「スピード」を高める支援をするサービスと言ってよいと思います。そのために経営コンサルタントは以下の3つを常日頃から磨いています。
「1.エグゼクティブ・コーチングのスキル」
「2.普遍的なビジネスリテラシー」(最新事例を含む)
「3.自己理解力」

少なくとも上記3つのスキルを鍛えていなければ経営コンサルタントとして依頼を受けることは多くはないと思います。いきなりベテランのようなスキルを持つことは不可能ですが、短期間集中してトレーニングすれば「基本的な型」を身に着けることはできます。あとは経験を積みながらスキルを磨いていけばよいのです。そしてそのスキルはこちらが想像している以上に経営者にとって大きな価値を提供します。

デビューしたての頃は自分の専門知識・情報を提供することが存在価値だと思いがちですが、それではインターネット検索とそれほど変わりがありません。実際に相手が価値を感じるのは、相手に必要な情報を見極めて“絞り込まれた”情報であり、それを呼び水として相手に質問し、相手の頭の中にあるものを引き出しながら一緒に整理・組み立てしていく“対話”です。

プログラム趣旨経営コンサルティングとその土台となるエグゼクティブコーチングのスキルを磨く
プログラムの構成1⃣前半「エグゼクティブコーチングスキルを磨く」(全5回・各120分)
 〇第1回「コンサルティング業務の全体像/対話ミニ演習」 
 〇第2回「チームマネジメントの観点/対話ミニ演習」
 〇第3回「マーケティングの観点/対話ミニ演習」
 〇第4回「業績に直結する顧客満足の観点/対話ミニ演習」
 〇第5回「対話演習(マンツーマン)」 ※個別に日時調整の上で実施
2⃣後半「経営コンサルティングスキルを拡大する」
 〇第6回「戦略のリテラシー/対話ミニ演習」
 〇第7回「ダイバーシティマネジメント/対話ミニ演習」
 〇第8回「ビジネス心理学のリテラシー/対話ミニ演習」
 〇第9回「対話演習(マンツーマン)」 ※個別に日時調整の上で実施
 〇第10回「対話演習(マンツーマン)」 ※個別に日時調整の上で実施

3⃣個別レポート(講師からのアドバイス)

4⃣特別セミナー(関連テーマ)2回(アーカイブ配信あり)
 「持続可能なビジネスの本質」(テーマ変更の可能性あり)
 「経営コンサルティングのセールス活動」(テーマ変更の可能性あり)
受講対象下記いずれかに該当する方々を想定しています(必須ではありません)。
■行政書士・司法書士・税理士・社会保険労務士等の士業を営む方々
■IT・DXコンサルタントの方々
2024年10月期第1回 2024年10月19日(土)10:00~12:00
第2回  〃  10月26日(土)10:00~12:00
第3回  〃  11月9日(土)10:00~12:00
第4回  〃  11月16日(土)10:00~12:00
第6回  〃  11月30日(土)10:00~12:00
第7回  〃  12月7日(土)10:00~12:00
第8回  〃  12月14日(土)10:00~12:00
全体振り返り回 12月21日(土)10:00~12:00
※第5回・第9回・第10回は個別演習のため個別に日時設定の上で実施します。
※ご不明な点がございましたらお電話、または下記「問い合わせ」ボタンからご連絡ください。

A. 様々な団体がそれぞれ名称をつけているので、唯一絶対の定義はありませんが、エグゼクティブコーチングは外部のコーチが企業経営者に対して、経営課題をテーマとして行うサービスのことです。団体によってはこれをビジネスコーチングと呼んでいる場合もあります。一般的なビジネスコーチングは企業内の上司先輩が部下後輩に対して行う人材育成手法を指していることが多いです。

A. 1対1での対話のスキルや対人感受性はとても役に立つと思います。ただ資格や認定証はおそらく何の役にも立たないと考えてよいでしょう。お客様である経営者はコーチングの資格の有無でコーチを選ぶことはおそらくないからです。また一般的なコーチングと異なり、エグゼクティブの経営課題の解決を支援するためには、経営学の基本的なリテラシーが不可欠です。

A. はい、DXコンサルタント同様にすでに法人顧客、特に経営者との接点を複数お持ちの方は、これまでの専門スキルにプラス1することで顧客企業の経営をよりパワフルに支援する機会は大きく拡大します。ぜひ前向きにご参加をご検討ください。

A. エグゼクティブ・コーチングだけを取り上げるなら、外資系・大企業からは1回(90分)あたり10~30万円の報酬が相場と思われます。中には90分50万円という報酬を得る方もいますが、高額になるほど期待値が高まりリピートがとれなくなるというリスクが伴いますので、価格設定は慎重に行うべきでしょう。

A. 確かに日本でも需要は増えていますが、いきなり起業ということはお薦めしません。どんな職業でも同じですが、経験年数が浅くスキルが不十分な段階で起業してもうまくいくケースはほとんどないからです。安定的に仕事を受注するための体制づくりも考える必要がありますので、経験を積み、やっていける自信がついてからでも遅くはないと思います。

ミニ勉強会を開催中。

ご関心のある方ごは思い切って参加ください

情報提供
  *経営コンサルティングとはどんなサービスか?
  *その土台となる価値ある対話とは?
  *エグゼクティブコーチングとは?
ケース演習
*ケース演習による対話(ロールプレイ)※演習はご希望の方のみ

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