経営コンサルティング・スキル講座(ECCP)

“経営コンサルティングのベース”となるスキル

 経営コンサルティングと言っても、経営コンサルタントは様々なサービスを企業に対して提供しています。また、タスク型(専門領域での業務を代行したり専門技術を提供する)のコンサルティングもあれば、プロセス型(顧客企業が成果を出せるようそのプロセスを支援する)のコンサルティングもあり、それぞれ異なるスキルが必要になります。ただ、どのようなサービスでも土台となるのが“エグゼクティブコーチングスキル”です。どんなに専門性が高くても、どんなに知識が豊富でも、対話のスキルがなければ相手はそれほど大きな価値を感じてくれないのです。

 特にエグゼクティブ(主に経営者)との価値ある対話とは、対話を通じて企業経営者ご自身がこれまで見逃していた重要な経営課題に気づき、解決策を見つけ出し、実行していくことに繋がるものです。ほぼ全てのコンサルティングサービスは(士業でも同じかもしれませんが)この対話が入口になります。つまり、エグゼクティブコーチングはそれ自体を商品として提供するだけでなく、このスキルを活用した対話によって重要な課題を双方が整理・理解し、その上でソリューションを提案することで、ソリューションが採用される(依頼を受ける)ことが飛躍的に高まります。

経営コンサルティングに必要なスキル

コンサルティングには様々な領域があるため一言では言えないものの、少なくとも顧客の企業経営をよりよいものにしていく支援をすることに変わりはありません。つまり相手のマネジメントサイクル(RPDCA)の「質」と「スピード」を高める支援をすることになります。そのために経営コンサルタントは以下の3つを常日頃から磨いています。
「1.エグゼクティブ・コーチングのスキル」
「2.普遍的なビジネスリテラシー」(最新事例を含む)
「3.自己理解力」

少なくとも上記3つのスキルを鍛えていなければ経営コンサルタントとして依頼を受けることは多くはないと思います。いきなりベテランのようなスキルを持つことは不可能ですが、短期間集中してトレーニングすれば「基本的な型」を身に着けることはできます。あとは経験を積みながらスキルを磨いていけばよいのです。そしてそのスキルはこちらが想像している以上に経営者にとって価値のあるものになっていきます。

重要な“エグゼクティブコーチング・スキル”

専門家は多くの場合専門知識を提供して対話を頂くので、相手により多くの情報を提供することが期待されていると思いがちです。しかしそれであればインターネット検索をするのと変わりがありません。実際に相手が求めているのは、相手に必要な情報を見極めて絞り込んで提供すること、相手の頭の中にあるものを引き出し、一緒に整理していくことです。その対話がまさしく“エグゼクティブコーチングの対話スキル”そのものです。

プログラム趣旨経営コンサルティングとその土台となるエグゼクティブコーチングのスキルを磨く
前半「エグゼクティブコーチングの対話スキルを習得する」
後半「経営コンサルティングスキルを習得する」
プログラムの構成1⃣前半「エグゼクティブコーチングスキルを磨く」(全5回・各120分)
 〇第1回「コンサルティング業務の全体像/と対話ミニ演習」 
 〇第2回「チームマネジメントのリテラシー対話ミニ演習」
 〇第3回「マーケティングのリテラシーと対話ミニ演習」
 〇第4回「個別講座(1対1)」 ※個別に日時調整の上で実施
 〇第5回「個別講座(1対1)」 ※個別に日時調整の上で実施
2⃣後半「経営コンサルティングスキルを拡大する」
 〇第6回「戦略のリテラシーと対話ミニ演習」
 〇第7回「ダイバーシティマネジメントと対話ミニ演習」
 〇第8回「ビジネス心理学のリテラシーと対話ミニ演習」
 〇第9回「個別講座(1対1)」 ※個別に日時調整の上で実施
 〇第10回「個別講座(1対1)」 ※個別に日時調整の上で実施
3⃣特別セミナー(関連テーマ)2回(アーカイブ配信あり)
 「持続可能なビジネスの本質」(変更になることがあります)
 「経営コンサルティングのセールス活動」(変更になることがあります)
4⃣テキスト(資料)

5⃣個別レポート(講師からのアドバイス)

※上記概要は順番その他若干の変更がある場合があります。
受講対象下記いずれかに該当する方々を想定しています(必須ではありません)。
■行政書士・司法書士・税理士・社会保険労務士等の士業としておおむね5年以上の経験のある方
■経営コンサルタント、IT・DXコンサルタントとしておおむね5年以上の経験のある方
※ご不明な点がございましたらお電話、または下記「問い合わせ」ボタンからご連絡ください。

A. 様々な団体がそれぞれ名称をつけているので、唯一絶対の定義はありませんが、一般に、ビジネスコーチングは企業内の上司先輩が部下後輩に対して行う人材育成手法の意味で使われます。一方、エグゼクティブコーチングは外部のコーチが企業経営者に対して、経営課題をテーマとして行うサービスのことです。

A. 1対1での対話のプロセスを創り出すスキルや対人感受性を磨いてこられたのならそれはとても役に立つと思います。ただ資格や認定証はおそらく何の役にも立たないと考えてよいとでしょう。お客様である経営者はコーチングの資格の有無でコーチを選ぶことはおそらくないからです。また一般的なコーチングと異なり、エグゼクティブの経営課題の解決を支援するためには、経営学の基本的なリテラシーは不可欠だと思います。

A. はい、DXコンサルタント同様にすでに法人顧客、特に経営者との接点を複数お持ちの方はぜひご受講ください。この講座を受講することで、Web以外の顧客の経営課題の解決を支援する業務を受託できる可能性は拡大します。

A. エグゼクティブ・コーチングだけを取り上げるなら、外資系・大企業からは1回あたり10~30万円の報酬が見込めます。ベテランの経営コンサルタントは90分でも50万円という報酬を得ています。ただ相手がどこまで価値を感じるか、どこまで当方を信頼するかで差がつくと思います。

A. 確かに需要は増えていますが、どんな職業でも経験年数が浅くスキルが不十分な段階で起業することはかなりハードルの高い挑戦になる覚悟が必要です。スキルを磨いても安定的に仕事を受注するための体制づくりも必要になります。受注体制づくりはこの講座でも一部扱いますが、それがメインテーマの講座ではありません。

ミニ勉強会を開催中。

ご関心のある方ごは思い切って参加ください

情報提供
  *経営コンサルティングとはどんなサービスか?
  *その土台となる価値ある対話とは?
  *エグゼクティブコーチングとは?
ケース演習
*ケース演習による対話(ロールプレイ)※演習はご希望の方のみ

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